大沢電装の社章 土偶について

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大沢電装の建物にも、封筒や名刺にも土偶が描かれています。
これは創業者──歴史好きの大澤正修が、縄文時代・縄文文化を学び心酔したことに始まりました。
土偶はその象徴です。
縄文時代は世界でも稀な、約一万五千年続いた、しかも平和な時代でした。狩猟採集というと農耕文化よりも劣った印象を受けるかもしれませんが、農耕より労働時間も少なく、支配も大きな争いも無い社会でした。自然から恩恵を受け、そのサイクルの中で再生可能な循環型の暮らしを永く続けてきたのです。
縄文時代に戻ることは出来ませんが、学ぶべきことは沢山あります。
ほとんどのことがコンピューターで出来る時代になったと思うかもしれません。しかし、どんな仕事どんな現場でも、縄文時代から受け継がれてきた人間の五感をフルに働かせるという基本に変わりはありません。

大沢電装の仕事においては
  機械の形状に異常が無いかよく見る      (視覚)
  異音がしていないかよく聞く         (聴覚)
  変な匂いがしていないか確かめる       (嗅覚)
  熱を持つ筈がないのに熱ければ疑問に思う   (触覚)

あとひとつ(味覚)、機械を舐めてみることはないでしょうが、他の業種では必須条件ということもあるでしょう。
仕事は人間がしています。機械も人間が作り動かしています。
常に五感を働かせてよい仕事をし、平和で豊かな社会を築きたいとの思いが、土偶の社章には込められています。